人にも動物にも優しい世界を。
理念-動物福祉の実現を目指して
「イギリスではどこで犬を買うの?」-20年以上前の旅先のイギリスで、幼い我が子の言葉に、はっとさせられたこと。それが私にとって、日本の動物愛護を考えさせられるきっかけとなりました。
イギリスでは犬の姿をよく見かけますが生体展示販売の様なペットショップはありません。不妊手術が施された猫が多く野良猫もあまり見かけません。日本のペット産業のあり方や野良猫の繁殖制限について考えさせられました。
これまでは、ペットシッター業を営みながら、個人の活動としてTNR活動や保護猫犬カフェの運営をしてきました。最近でこそ増えたシェルター型猫カフェの先駆けだったと思います。保護犬猫共に、これまでの自宅保護・お見合いといった形では無いオープンなスペースで触れ合っていただくことで、活動の啓発・啓蒙にもつなげることができました。5年間継続してきたことで、ボランティアスタッフや多くの素敵な里親様に恵まれ、協力・応援をいただきながら、定期的な講習会やトリミングデーの開催など、動物を愛するコミュニティが形成されつつあります。
とはいえ、この活動を継続するためには、個人としての活動は資金的にも時間的にも限界にきていました。今後をどうするか悩んでいた時に、里親様宅の小学生姉弟からTNR支援金5,000円をいただき、私は襟を正す思いで今後の活動につなげていこうと思ったのです。現在の活動を継続し、さらに今後の課題として飼い主とペットの高齢化に伴い顕在化しつつある「老犬・老猫ホーム」の開設まで視野にいれ、法人化を決断いたしました。
私たちは、犬猫を飼う人たちのコミュニティを核として、飼養の開始から看取りまでを支援すること、また飼えない命は産ませないための活動を通して、動物福祉の実現を目指します。
代表:吉田智恵子について
動物愛護のために自分にできることは何かを考え、2005年頃から野良猫を減らし一代限りの地域猫として暮らすためのTNR活動をはじめる。2007年、17才の愛犬との別れをきっかけにペットシッターを開業。 2010年、ある地域でTNRでリリースした猫が虐待される事態が発生したため、その地域に残る一族7頭を保護することを決意し、シェルター型の保護猫カフェ「CATS&DOGS CAFE」を墨田区向島で開業。以来、カフェを拠点に、犬猫の里親探し、飼養に関する相談、日常の世話や動物愛護をテーマにした講習会の開催、野良猫がいるエリアでのTNRの相談などに応じている。 ペットシッターSOS浅草店代表。自宅では1犬4猫を飼養中。 |